捏造設定てんこ盛りショた…げふん!幼少期ムカーディアちゃん妄想。
年はじめくらいに一度別のとこに載せたものの少し改変版です。
ムカーディアちゃんいい子ちゃんです。
痛いです。
矛盾とか気にしないでください。
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ちいさなちいさなムカーディア。
彼は物心ついた頃から母とふたりきり、
山奥の自然に囲まれた静かな場所で細々と暮らしていた。
ムカーディアには母しかいなかった。
父はいなかった、記憶も一切なかった。
頼れるのは母親だけ。
自然と虫と動物たちが友達です。
優しい母は時折寂しげな、どこか虚ろな表情をみせることがあった。
彼はそれに気づいていた。
だから彼はマジックを覚えた。
母がいつも笑ってくれるよう。
ある時見かけた旅のマジシャンの、
華やかで楽しい 手品を思いだしながら
道端に咲いていた花や、拾ってきたガラス玉を
慣れない手つきで取り出しては、母に差し出す。
それは不器用で
とてもマジックとは呼べるものではなかった。
でも、
笑顔になれる素敵な魔法。
母の笑顔や、母の指に輝く指輪より
綺麗なものなんてないと思っていた。
でも母は彼のプレゼントをいつも喜んでくれた。
ムカーディアは母が大好きでした。
母もムカーディアが大好きでした。
なにもない平凡な暮らし。
でも、彼は本当に幸せでした。
母の為に続けるうちに
彼は次第に「手品」が上手くなっていった。
しかし、それは、
種や仕掛けの分からない、奇妙なものへと
徐々に変化していく。
それをマジックとよんでいいのか、母は困惑した。
正直、以前から、母の胸には彼への、複雑で大きな不安と心配を抱えていた。
それは彼の成長と共に、少しづつ大きくなってゆく。
しかし、
愛息の得意気で、楽しそうな無邪気な姿を見つめれば、
どうでもいいと思いはじめた。
日々の幸せが壊れさえしなければ
…ー何も壊れないよう、祈りながら
。
2012/09/26